ご挨拶
この度、「李寧熙後援会」が結成され、「会報」として『万葉集』などに関する新しい解読をお届けできることになりました。
一九八九年拙書『もう一つの万葉集』(文藝春秋社刊)が出版されてから十年、古代韓国語で『万葉集』を訓み解き、日本の歴史の謎の部分を解明し、日本語の語源が古代韓国語にあると追求して参りました。
その間、日本の学者たちの猛攻撃に逢いましたが、大学入試に従来の解読による「万葉集」が一切出題されなくなるなど、私の提唱の効果も現れているようです。
いつまでも真実に目をつぶる訳にはゆかないのです。私は、真の日・韓交流史探索及び語源の解明は私の義務であるとまで思っておりますので、「会報」を通して日本の皆様に解読の一端をお届けできることで心の荷が軽くなるような気がしております。
解読の作業は辛く孤独ですが、「李寧熙後援会」の皆様の暖かいご声援に元気百倍、追究を進めて参ります。
歴史の真実が明らかになることで、真の日・韓親善も成り立つと信じております。
今後のご支援、よろしくお願いいたします。
一九九九年五月
李寧煕
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